2012年1月20日金曜日

マイコプラズマ肺炎が急増2 【世田谷区 歯科 矯正歯科】

マイコプラズマの診断には、10分程度で判定ができるイムノカードがある。だが、この診断法はイムノクロマト法で血清中の特異的IgM抗体を検出するため、発症初期に検査をしても、陰性となる場合がある。田島氏は「血清中のIgM抗体を検出する微粒子凝集反応(PA法)とIgG抗体を検出する補体結合反応(CF法)の両方を行い、2~3週後にペア血清を見るとより確実だ」と話す。

早期診断には臨床症状からの判断が大切だ。「発症年齢や症状、数カ所に網状顆粒状などの陰影が見えるといったX線所見のポイントを把握することが重要」と田島氏は話す。

治療には抗菌薬が使われる。現在の第1選択薬はマクロライド系抗菌薬だが、この抗菌薬に対する耐性率が年々高まってきている。

北里大北里生命科学研究所病原微生物分子疫学研究室特任教授の生方公子氏らが、02年より地域の基幹病院5施設からの検体を解析したところ、耐性率は11年11月時点で86.3%となっていた。

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