報告数が例年の2倍以上に増加した小児のマイコプラズマ感染症。マクロライド系抗菌薬を投与しても症状が改善されず、入院するケースも増えている。抗菌薬の選択については医師によって意見が異なる。
かつては4年ごとに流行するため、“オリンピック病”と呼ばれていたマイコプラズマ感染症。2011年6月ごろから全国で小児の感染が増え始め、国立感染症研究所感染症情報センターの12月16日時点での報告数は定点当たり1.51と例年の2倍以上となった。
感染の拡大に伴い、重症化する症例も増加している。博慈会記念総合病院(東京都足立区)小児科副院長の田島剛氏は「通常、マイコプラズマ肺炎による入院患者は月に3~4人だが、11年8月には、20人近くまで増加した。地域によっては例年の10倍以上の患者が来ているのではないか」と話す。
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