2012年1月21日土曜日

歯周病が動脈硬化促進、認知症発症に影響。 【世田谷 歯医者】

コレステロールが主要因とされてきた動脈硬化だが、北海道医療大学病院(札幌市北区)の辻昌宏院長(内科)によると、歯周病などの炎症によって産出するC反応性タンパク(CRP)という物質も動脈硬化を促進すると分かってきた。

 辻院長は「研究によると、歯周病を治療することでCRPの値が半分まで低下します」と歯周病治療の重要性を説明する。

 認知症の発症にも深く関わる。動脈硬化が脳血管でも進行して脳血管性認知症を引き起こす。また歯周病が進行すると歯を失うため、「かむことによる脳への刺激が減って、認知症が速く進みます」と辻院長は指摘する。

 高齢者はのみ込む機能が衰えているため、歯周病菌を含んだ唾液が誤って気管を通って肺に入り炎症を起こす誤嚥(ごえん)性肺炎の原因にもなる。

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