田島氏は「耐性率の増加を念頭に置いて、私は初期の治療からミノサイクリンやテトラサイクリン系抗菌薬のドキシサイクリン、ニューキノロン系のトスフロキサシンを選択すべきと考える」と話す。「特にドキシサイクリンは解熱や咳症状の改善、菌量の減少といった効果がミノサイクリンと同程度な上、半減期が長く、少ない処方量で済む」と田島氏は言う。
抗菌薬による治療を続けても症状が改善しない場合や、胸膜炎、髄膜炎を合併した場合には、過剰な免疫応答と判断し、ステロイドを追加する。田島氏は「呼吸数が明らかに早い場合など、重症な患者には早期から抗菌薬とステロイドを併用している」と話している。
06年の流行時には家庭内感染も報告されている。今後は成人患者が増える可能性もある。
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