2012年1月20日金曜日

少量の飲酒は女性の場合、認識機能の減退や障害を防ぐ 【世田谷 審美歯科】

女性では、1日1杯のアルコールを飲むことで、認識機能障害になるリスクが減少し、時間と共に認識機能が低下する幅を小さくする可能性があるようだ。米ハーバード大学のMeir J. Stampfer氏らが、約1万2000人の女性看護師を対象に行った試験で明らかになったもので、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年1月20日号で発表した。過度のアルコール摂取が、認識機能に対して有害作用があることは既に知られているが、少量摂取の影響については分かっていなかった。

 Stampfer氏らは、1995年から2001年にかけて、70~81歳の女性1万2480人について調査を行い、2年後に追跡調査を実施した。

 その結果、ミニメンタルテストを基に行った電話インタビュー(TICS)では、1日15g未満のアルコールを摂取する人は、まったく摂取しない人に比べ、 TICSスコアが低い方から10%に入るリスクが、0.77(95%信頼区間:0.67~0.88)倍に減ることが分かった。また、TICSの他に、イースト・ボストン記憶試験などのスコアを総合した結果でも、1日15g未満のアルコールを摂取する人は、摂取しない人に比べて、同総合スコアが低い方から 10%に入るリスクが、0.81(同:0.70~0.93)倍となった。

 さらに、2年間に認識機能が低下した度合いについても同様な結果が出た。1日15g未満のアルコールを摂取する人は、摂取しない人に比べ、TICSスコアの2年間の低下が最も著しい方から10%に入るリスクが、 0.85(95%信頼区間:0.74~0.98)倍に減っていた。

 なお、1日15~30gのアルコール摂取と、認識機能障害のリスクや認識機能の低下に関するリスクには、有意な関連は見られなかった。

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